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狛江市長一転辞意、セクハラ疑惑逃げ切れず 「早急に謝罪を」

女性職員の提出した抗議文
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 複数の女性職員にセクハラをしたとされる責任を取って22日、東京都狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長(66)が辞意を表明した。議会だけでなく市幹部、さらに被害を受けたとされる女性職員からの追及に逃げ切れなくなった形だ。同市を揺るがせた前代未聞の疑惑は2カ月あまりを経てようやく収束へ向かうことになった。

 この日午前、市幹部が出席する庁議で、高橋市長は被害者とされる女性職員への水野穣(みのる)副市長らの聴取が高圧的だったのではないかなどの点をただしたが、水野副市長らは否定した。

 庁議後、高橋市長は、市長を支える立場の副市長が過去のセクハラ問題で市長の辞職を求めるのは「信義則違反だ」と発言。一方、水野副市長は、高橋市長が「虚偽の報告にはペナルティーを科すこともある」と言及したことについて「市、職員を守るために行動を起こさなければならないと感じた」と述べ、両者の溝が深いことを改めてうかがわせた。

 午後になって、セクハラ被害を受けたという女性職員4人の名前が入った市長宛ての抗議文が市に提出されると一転、高橋市長は辞意を表明した。

 高橋市長は「調査自体おかしいなと思っているところもある」とする一方、「実名で訴えたことを真摯(しんし)に受けとめ、謝罪しなければいけない」と述べ、早急に女性職員に会いたいとした。

 市長は21日の記者会見ではセクハラを否定。被害を受けたとされる職員1人について「思い込みをするタイプで、誤解があったのではないか」と主張した上で、辞職については「進退は白紙状態」と述べるにとどまっていた。

 疑惑は、共産党市議が市への情報公開請求で「エレベーター内でお尻を触られた被害がある」「口をつけたグラスのお酒を飲まされた」などと記されたセクハラ相談に関する文書を入手して発覚。加害者が黒塗りにされており、「市長ではないか」と3月の市議会から市議らが追及してきた。

 その後、水野副市長が、職員2人に対する聞き取り調査でセクハラを確認したと述べ、市長の辞職を迫っていた。

 高橋市長は平成24年6月の市長選で初当選し、現在2期目。

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