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【衝撃事件の核心】「いじめ」が人生変えた? 自分の死亡届出した元消防士の動機

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【衝撃事件の核心】
「いじめ」が人生変えた? 自分の死亡届出した元消防士の動機

男が自分の死亡届を提出した守谷市役所=6日、茨城県守谷市(三枝玄太郎撮影) 男が自分の死亡届を提出した守谷市役所=6日、茨城県守谷市(三枝玄太郎撮影)

 男が警察沙汰になったのは、初めてではなかった。平成20年2月、取手市の消防署から消防服を盗み出し、消防署員を装って、同県龍ケ崎市のコンビニエンスストアで「巡回に来ました」と言って、店の奥に侵入。現金9万円を盗んだ窃盗の容疑で茨城県警つくば中央署に逮捕されていた。

 父親は深くしわが刻まれた顔をしかめてこう言った。

 「あいつには本当に迷惑をかけられっぱなしで…。でも息子ですから」

 人生を変えた「いじめ」

 父親によると、男は高校時代は野球部で活躍し、守谷市近辺の念願の消防士になった。ところが就職して数年経つと、様子が変わってきた。

 「ある朝、息子が泣いたんですよ。『もう消防署に行きたくない。死んでしまいたい』と」。

 事情を聞いた親に、男はいじめを受けていると告白した。元来、まじめだが内気で、人と積極的に関わるタイプではなかった。消防署に入って、地元出身で採用された先輩から排他的な扱いを受けていたという。

 男は20代のはじめに結婚し、子供もいた。親と同居していた。

 「消防を辞めて以来、月に1回ほど、精神科に行って薬をもらっていたんです。対人恐怖症になってしまったようで、消防署に行きたくても吐き気がすると言って…」

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