産経ニュース

【衝撃事件の核心】「いじめ」が人生変えた? 自分の死亡届出した元消防士の動機

ニュース 社会

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
「いじめ」が人生変えた? 自分の死亡届出した元消防士の動機

男が自分の死亡届を提出した守谷市役所=6日、茨城県守谷市(三枝玄太郎撮影) 男が自分の死亡届を提出した守谷市役所=6日、茨城県守谷市(三枝玄太郎撮影)

 茨城県警取手署は3月28日、有印私文書偽造・同行使と電磁的公正証書原本不実記録未遂の疑いで、守谷市の41歳の無職男を逮捕した。男が死亡届に書いたのは、自分の名前、住所だった。元々はまじめな消防士だったという。なぜ自分の存在を抹殺するような書類を書いたのか。男の足跡を追うと、内気でまじめな男が転落したある「事情」が浮かび上がった。

 1月23日午後9時ごろ、茨城県守谷市の庁舎の非常用出入口で「すみません」と男が声をかけた。警備員が事情を聞くと、身内が亡くなったといい、男は死亡届を差し出した。だが、妙に空欄が目立つその書類に当直の職員は不審を抱いた。市は直ちに取手署に報告、同署が捜査を進めていたところ、男が振り込め詐欺に関与していたことが分かった。同署は3月28日、別の県の県警に逮捕された男の身柄の移送を受けた。同署は、なぜ自分の死亡届の提出したのかについて調べを進めているが、動機に関して公式な発表はない。

 4月初旬、守谷市内の男の実家を訪ねた。表札の名前は消えていた。吸いかけのたばこを手に、一戸建てのガレージにたたずんでいた父親に声をかけた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「いじめ」が人生変えた? 自分の死亡届出した元消防士の動機

「ニュース」のランキング