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【那須雪崩事故1年】遺族、栃木県教委などに不信感 再発防止「本気で思っていない」

友人らが毛塚優甫さんとの思い出を書いた回想文や漫画を遺影の前で読む辰幸さん
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 昨年3月、栃木県那須町で登山講習中、高校生と教諭の計8人が死亡した雪崩事故。犠牲者の遺族は今も無念な思いをぬぐえないばかりか、県高校体育連盟や県教育委員会の再発防止への取り組みが具体的でないとして不信感を募らせている。

 教員で犠牲となった大田原高校教諭、毛塚優甫(ゆうすけ)さん=当時(29)=の父、辰幸さん(65)は「息子が亡くなったことと、ずっと向き合ってきた」と苦しんできた1年を振り返る。

 弔問に訪れる多くの友人、知人、同僚、教え子。辰幸さんは知人らに優甫さんとの思い出を書いてもらうように頼んだ。集まった回想文は約40通。漫画にしてくれた友人もいた。「すぐに読む勇気が出なかった。読むと涙が出る。息子の一面を知ると同時に、いない現実も知らされる」

 辰幸さんは今年2月、県高体連と同登山専門部が再発防止策などを遺族へ説明した際、事故当時の校長(61)らに涙ながらに抗議した。前校長は県教委が設置した検証委員会の調査に「毛塚先生が最後の安全弁だった。今の若い先生は生徒の気持ちに寄り添うばかりで厳しくできない。(斜面の上の方まで行かないように)生徒を説得してほしかった」と発言したという。

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