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【東日本大震災7年】心を助ける 祖父に誓う 宮城県南三陸町 臨床心理士目指す小山美里さん(18)

高校を卒業し、4月から仙台の大学に進学する小山美里さん(中央)。津波被害を免れた神社の高台で、同級生らと震災7年を迎えた。後方にあるのは津波から避難した五十鈴神社=11日午後、宮城県南三陸町(飯田英男撮影)
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 「じいちゃんが教えてくれた人の優しさ。これからは人のために生かすね」

 7年前の今日、押し寄せる津波から命を救ってくれた標高20メートル超の高台にある小さな神社。自分の進むべき道を決めた今、この場所で亡き祖父に誓った。

 「いつもにこにこしていて、覚えているのは笑っている顔ばかり」。宮城県南三陸町の高校3年、小山美里さん(18)は、津波の犠牲になった祖父、幸吾(こうご)さん=当時(81)=の在りし日を思い返す。

 両親は共働きのため、小さい頃は幸吾さんと祖母のふくえさん(78)と長い時間を過ごした。幸吾さんは3人の孫のうち、末っ子で唯一の女の子だった自分をかわいがってくれた。

 しかし、「じいちゃん」は家族7人で唯一の帰らぬ人に。地震発生直後に田畑の様子を見に行き、自宅にいたふくえさんを助けに戻ろうとしたところを津波にのまれたとされ、約1カ月後に遺体で見つかった。

 避難所暮らしを強いられる中、最愛の夫の死が明らかになると、気丈なふくえさんは目に見えて弱々しくなっていった。「独りぼっちだ…」と、つぶやいているのも聞いた。

 「どう話しかければいいのか分からなかった」。無力さを感じた。

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