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【東日本大震災7年】旧騎西高に避難した板倉良直さん 福島と加須の往復生活 感謝の日々 埼玉

交流イベントで太鼓をたたく板倉良直さん=8日、加須市正能(川上響撮影)
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 東日本大震災の東京電力福島第1原発事故の影響で、故郷の福島県双葉町から埼玉県加須市の旧騎西高校に町民約1400人が集団避難した。現在でも市内で約400人が暮らしている。その1人だった板倉良直さん(60)は現在、福島県内の仮設住宅に滞在して原発の廃炉作業に携わりながら、休日は家族の住む加須市へ車を走らせて帰るという生活を続けている。

 ■不安しかなかった

 「懐かしい。バスから降りてくるのを見ると、7年前を思い出す」

 8日に加須市で行われた交流イベントで、町民らを乗せたバスが福島県いわき市から到着し、加須市の町民らが迎え入れている様子を見て、自分が同校に避難したときのことを思い出した。

 同日に演奏を披露した「標(しね)葉(は)せんだん太鼓保存会」のメンバーでもあるため、一足先に家族の住む加須市へ戻ってきていた。町民らがバスから降りてくる際、故郷の太鼓をたたいて歓迎した。たたきながら見えたのは町民らの笑顔と涙だった。

 「あの頃は不安しかなかった。これからどうなるんだろうって。でも7年たって楽しく再会ができるようになってよかった」

 ■加須市に感謝

 不安を抱きながら始まった同校での生活。「周りの人たちがボランティアに来て身の回りのことをやってくれた。その後、アパートに移っても近所の方が『これ食べる?』なんていって余った食材をくれた。本当に感謝している」と当時を振り返る。2人の子供も加須市の高校に進学した。

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