PR

ニュース 社会

【東日本大震災7年】「復興するまで」バス運行 ボランティア乗せ600回 茨城

ボランティアバスの運行を続ける「石塚観光」の綿引薫社長=2月11日、宮城県石巻市
Messenger

 水戸市の旅行会社「石塚観光」が、東日本大震災で被災した宮城県に、ボランティアを乗せたバスを運行し続けている。7年間で約600回往復、延べ約2万9千人を運んだ。綿引薫社長(55)は「復興を見届けたい。邪魔だと言われるまで行く」と心に決めている。

 月命日の今年2月11日の朝。同県石巻市立大川小の被災校舎前に大型バスが到着し、ボランティア約40人が降り立った。津波で児童ら計84人が犠牲になった同小は、校舎も水流などで損壊し、吹きさらしの状態。震災遺構として保存が決まったものの、維持管理の在り方が課題となっている。

 ボランティアたちは水戸を未明に出発し、約300キロの距離をバスに揺られた疲れをものともせず、床掃除や周囲の花の手入れに精を出した。

 同小6年だった三男、雄樹君=当時(12)=を亡くした佐藤和隆さん(51)は「こんなに長い間来てくれる人たちはいない。遺族だけでは、ここまできれいに校舎を保てない」と感謝した。

 綿引社長は、青年会議所の活動で石巻市と交流した縁で、震災を受け、平成23年4月からボランティアバスの運行を始めた。最初の冬、同県東松島市で花を植えていると、仮設住宅の高齢男性から声を掛けられた。「毎週、ボランティアが来るのが楽しみ。見ると元気が出る」。そう言われ、「姿を見せるだけでも支援なんだ」と奮い立った。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ