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【東日本大震災7年】〈そして、志す(2〉)鳴らせ、響け、復興の音 愛知から大槌へ 弦楽器指導者 桜井うららさん(21)

バイオリンの演奏を指導する桜井さん。モットーは「とにかく楽しく」=岩手県大槌町(千葉元撮影)
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 「この歌、知ってるよね? 心の中で歌いながら弾いてね」

 岩手県大槌町。土曜日の午前、集会所で弦楽器をかまえる子供たちに、指導者の桜井うららさん(21)が語りかけた。近く開くコンサートに向けて、J-POPの曲を練習する小中学生もいれば、指番号だけが書かれた「メリーさんの羊」の楽譜とにらめっこする保育園児もいる。

 桜井さんが所属するエル・システマジャパン。南米ベネズエラ発祥の音楽プログラムで、被災地の子供を音楽で支援するため、平成24年に設立された。28年から大槌町での活動が始まり、常駐の弦楽指導者は桜井さん1人だ。子供に囲まれるにぎやかな毎日に、寂しくはない、と笑う。

 震災のとき、中学3年だった。進路も決まり、卒業式も終えて、愛知県の自宅でのんびり過ごしていた。

 突然、わずかな揺れを感じた。テレビをつけてみると「どういうことか理解できない」ほどの映像が目に飛び込んできた。

 ほどなく、アメリカにいたころのホームステイ先から「日本は大丈夫か」とメールが届いた。

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