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【東日本大震災7年】燃料取り出し準備進む3号機ルポ 濁ったプール、残るがれき

がれきが残る東京電力福島第1原発3号機の使用済み燃料プール =2月2日、福島県大熊町(福島範和撮影)
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 平成23年3月14日、水素爆発によって建屋が無残な骨組みをさらした東京電力福島第1原発3号機。今年2月に取材した3号機にはドーム屋根が設けられ、事故直後の面影はなかったが、中では「作業員で1~2時間が限度」とされる放射線量の下で、30年度半ばに予定されている使用済み燃料取り出しの準備が進められていた。(鵜野光博)

 青みがかったプールの中を、半ばこわごわとのぞき込んでみた。深さ約10メートルの水中には566体の使用済み燃料が沈み、その頂部は水面から5メートル程度の場所にあるはずだが、濁っていて見えない。水面近くには小さながれきも残っている。

 地上約36メートルの高さにある3号機の最上階。プールには燃料取り扱い機とクレーンなどが設置され、作業が間近に迫っていることを感じさせる。取り出しは爆発で損傷した建屋に燃料を置くリスクを取り除く意味があり、東電は2年をかけて燃料を順次地上に降ろして共用プールに運び、より安全な管理を行う計画だ。

 10分もたたないうちに、記者と東電職員ら一行のAPD(警報付きポケット線量計)が「ピイーィ」と鳴った。一般人の被曝(ひばく)限度は1日0・1ミリシーベルトで、APDは0・02ミリシーベルトごとに鳴る。長時間の滞在を阻んでいるのは、使用済み燃料ではなく、オペレーティングフロア(オペフロ)と呼ばれる床部分からの放射線だ。

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