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【リニア入札談合】復興需要背景になれ合い? 談合決別宣言も、震災以降“体質”逆戻り

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【リニア入札談合】
復興需要背景になれ合い? 談合決別宣言も、震災以降“体質”逆戻り

2017年11月、公開されたリニア中央新幹線の品川駅の建設工事=JR品川駅 2017年11月、公開されたリニア中央新幹線の品川駅の建設工事=JR品川駅

 ゼネコン大手の大成建設と鹿島建設から逮捕者を出す事態に発展したリニア中央新幹線建設工事をめぐる談合事件。「受注調整ではなく情報交換」と主張するゼネコン側の反発は根強いが、「談合は必要悪」との思いも透けてみえる。10年以上前に談合と決別したはずの業界。しかし、東日本大震災以降の復興需要を背景に、なれ合いの談合体質に逆戻りしつつあるとの見方もある。東京地検特捜部は、どこまで業界の暗部をあぶり出せるか。

 「リニアで黒(字)は出ていない。施工実績として受けているようなものだ」。大成の幹部はこう吐露し、「(発注者の)JR東海が随意契約ではなく競争入札にしたのは、コストを安くしたかったからだろう」と続けた。

 高度な技術が必要な難工事では、工法の研究に5年以上費やすこともある。「スーパーゼネコン」と呼ばれる大手4社以外に受注できるゼネコンはほとんどなく、担当者間で技術面の情報交換をしていただけで、「JR東海の意向が強く働いていたケースもあり、もともと自由な競争ができる環境ではなかった」との主張だ。

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