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【リニア入札談合】鹿島部長、大成元常務らに入札撤退意向伝達 公正な競争を阻害か 東京地検特捜部

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【リニア入札談合】
鹿島部長、大成元常務らに入札撤退意向伝達 公正な競争を阻害か 東京地検特捜部

大成建設元常務執行役員の大川孝被告=3月2日、東京都板橋区(福島範和撮影) 大成建設元常務執行役員の大川孝被告=3月2日、東京都板橋区(福島範和撮影)

 リニア中央新幹線建設工事をめぐる談合事件で、東京地検特捜部に独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で逮捕された鹿島建設のリニア担当部長、大沢一郎容疑者(60)が、品川、名古屋両駅工事の入札から撤退するとの情報を大成建設元常務執行役員、大川孝容疑者(67)らに伝えていた疑いがあることが3日、関係者への取材で分かった。特捜部は、こうした情報伝達によって実質的に競争が制限されたとみているもようだ。

 大沢容疑者と大川容疑者は、大林組と清水建設の担当者らと共謀し、平成26~27年に、リニアのターミナルとなる品川、名古屋両駅の新設工事で、事前に受注予定業者を決めるなどした疑いが持たれている。

 関係者によると、大沢容疑者は26年以降、品川、名古屋両駅の新設工事について、採算が合わないなどの理由で「鹿島は入札から降りる」などと受注の意思がないことを大川容疑者ら競合他社の担当者に伝えた疑いがあるという。

 品川駅の新設工事は、東海道新幹線品川駅の地下約40メートルに建設され、新幹線の運行を続けたまま123の橋桁を設置し線路の下を掘るという難工事。

 JR東海は南北2工区に分けて発注。北工区と南工区は27年、それぞれ清水の共同企業体(JV)と大林組のJVが請け負った。名古屋の中央西工区は28年、大林組のJVが受注した。

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