産経ニュース

【川崎老人ホーム転落死】被告に死刑求刑「介護職員の立場利用した犯行。酌量の余地なし」

ニュース 社会

記事詳細

更新

【川崎老人ホーム転落死】
被告に死刑求刑「介護職員の立場利用した犯行。酌量の余地なし」

 今井隼人被告  今井隼人被告

 川崎市の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で平成26年11月から12月にかけ、入所者3人が相次いで転落死した事件で、殺人罪に問われた元施設職員、今井隼人被告(25)の裁判員裁判の論告求刑公判が1日、横浜地裁(渡辺英敬裁判長)で開かれた。検察側は、「介護職員の立場を利用した確定的な殺意に基づく犯行。反省の色もなく情状酌量の余地もない」として、死刑を求刑した。

 任意段階の取り調べや逮捕直後に3人の殺害を認めた自白の信用性が最大の争点。これまでの公判で検察側は、自白の様子を撮影した映像を法廷で流すなどし、「犯人しか知り得ない内容」などと主張。3人が転落死したいずれの日も夜勤に入っていた職員は今井被告しかおらず、犯人性も明らかとしていた。

 一方、弁護側はこれまでに、「警察の取り調べ担当者に圧迫感があり、続くのが嫌だった。警察の好むストーリーを考えた」などと自白を強要されたと主張。決定的な証拠がなく、仮に殺害したとしても当時は心神喪失か心神耗弱だったと訴えており、午後からの最終弁論で無罪を主張するとみられる。

続きを読む

「ニュース」のランキング