産経ニュース

【熊谷6人殺害】妻子3人を殺害された男性の意見陳述詳報(4)「自分の家族が全員殺され、ある日一人になったら、どう思いますか」

ニュース 社会

記事詳細

更新

【熊谷6人殺害】
妻子3人を殺害された男性の意見陳述詳報(4)「自分の家族が全員殺され、ある日一人になったら、どう思いますか」

ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告 ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告

■終わりに

 妻の人生、娘の人生はなんだったのでしょうか。被告人のような人間に殺されるような何かをしたのでしょうか。正直なところ、私は悲しみや怒りの気持ちを自分自身で抱えきれずに苦しんでいます。この裁判の結果は、私の今後の人生にとても強く影響します。被告人の刑を決める皆さん、自分の家族が全員殺され、ある日一人になったら、どう思いますか。犯人が精神障害だったから、それは災難でしたね、ということで諦めるのでしょうか。そういう視点で、自分のこととして考えていただきたいです。

 19日の論告では、検察側はナカダ被告が遺体を隠したり、血痕を拭い取ったりしたことなどから「善悪判断能力と行動制御能力のいずれも著しい低下はなく、完全責任能力だ」と主張。一方、弁護側は「統合失調症の影響が非常に強い」などと指摘し、「心神喪失で処罰はできない」と無罪を主張した。

 起訴状によると、ナカダ被告は平成27年9月14~16日、熊谷市の住宅3軒で計6人を刃物で襲って殺害したなどとしている。

 死亡したのは田崎稔さん(55)と妻の美佐枝さん(53)、白石和代さん(84)、加藤美和子さん(41)と長女の美咲さん(10)、次女の春花さん(7)=年齢はいずれも当時。

関連ニュース

「ニュース」のランキング