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【熊谷6人殺害】妻子3人を殺害された男性の意見陳述詳報(4)「自分の家族が全員殺され、ある日一人になったら、どう思いますか」

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【熊谷6人殺害】
妻子3人を殺害された男性の意見陳述詳報(4)「自分の家族が全員殺され、ある日一人になったら、どう思いますか」

ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告 ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告

 彼はちゃんと自分のやったことを認識していたはずです。精神鑑定などにこんなに時間をかけずに、事件後すぐに裁判をしていたら、もっと真実に近づけたと思います。長期間、身柄拘束すれば誰でも頭はおかしくなるのではないでしょうか。それに、事件から2年半もたてば、普通の人でも記憶は曖昧になるでしょう。確かに被告人は今、精神状態は悪くなっているように思います。なぜこんな風になるまで長引かせたのか、私は納得がいきません。

 弁護人、検察官、裁判体が被告人質問をして、その中で被告人は「6人殺しました」と言いました。私は、こいつは事件を知っている、と思いました。間で変なことも言っていますが、私は「分かっているな」と直感しました。

 私も被告人質問をしました。私は、なぜうちの3人だったのか、そしてなぜ殺されなければならなかったのか、ということをどうしても被告人に直接聞きたかったからです。ただ、2年半待ち続けて、たったの30分しか質問できないことは、無念でした。被害者自らの質問で、30分という長さは異例だそうですが、私にとっては短すぎました。そして、被告人は、私の質問を全てはぐらかしました。「やってない」というならまだしも、質問に正面から答えなかったことに強い怒りを覚えました。被告人には、この後、最後に自分の意見を述べる機会が残されています。私のこの意見陳述を聞いて、真意を話す機会があるということです。最後に必ず、私の質問に答えてほしいと思います。

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