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【熊谷6人殺害】妻子3人を殺害された男性の意見陳述詳報(3) 「私がそこにいたら」「パパが助けてあげられなくてごめん」

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【熊谷6人殺害】
妻子3人を殺害された男性の意見陳述詳報(3) 「私がそこにいたら」「パパが助けてあげられなくてごめん」

ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告 ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告

 事件から1年くらいは、毎日、死んで楽になりたいと思っていました。一度に妻子3人を亡くした気持ち、分かっていただけるでしょうか。

 一番辛い時間帯は、夕方以降です。昼間は出かけたり何かの用事をしていますが、夜になって誰とも会話をしないので、ひどい孤独感にさいなまれます。辛くなってしまうので、家族のことは思い出さないようにしていますが、精神的に余裕がある日は、たまに写真を見たりもします。家族のことは本当は思い出したいです。いつもいつも考えていたいのです。でも、辛いから思い出さないようにしているという相反する気持ちの中で、私はもがき苦しんでいます。

 事件の後から、仕事には行けていません。月に1回だけ出社して、会社の産業医と話をして、手続き関係のことを済ませるだけです。また、週1回、支援センターでカウンセリングを受けており、それは事件後からずっと、今も続いています。

■いなくなってしまった妻子への思い

 3人のうち、最初に妻が殺されたようです。妻は、きっと被告人と戦ったと思います。日頃から、痴漢にも立ち向かうタイプで、「男の人にも負けない」と言っていましたし、その場に娘たちがいたのであれば、必死で娘たちを守ろうとしたと思います。私は妻が戦う姿を思い浮かべて辛くなります。その場に自分がいたら絶対に助けてあげられたのに、ということは常に思います。

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