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【熊谷6人殺害】妻子3人を殺害された男性の意見陳述詳報(2) 「3人を見て、本当に動かない、会話が二度とできないのか」

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【熊谷6人殺害】
妻子3人を殺害された男性の意見陳述詳報(2) 「3人を見て、本当に動かない、会話が二度とできないのか」

ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告 ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告

■事件直後のこと

 事件の日のことは、今でも忘れられません。平成27年9月16日午後6時半頃、私が仕事から帰ると、家から100メートルくらい離れたところに警察の黄色い規制線が張られていました。何が起きているのかよく分からず、集まっていたマスコミの人に尋ねると、「おばあちゃんが亡くなった」とのことでした。私が、「家に帰りたい」と言うと、警察の人が自宅の近くまで連れて行ってくれましたが、私の家が事件現場だと気付いたのか、警察官から「安否確認のため、熊谷警察署に行ってください」と告げられました。私は、何が起きているのか全く分からず、「安否確認って何?」と思いながら、とりあえず熊谷警察署に行きました。すると2階に連れていかれ、いきなり「3人とも心肺停止」と告げられました。

 その時の私の心境は、なんと説明していいのか分かりません。「3人とも心肺停止」というあまりにも衝撃的な出来事を真正面から受け止めることができず、「亡くなったのかな?」とか「まだ生きている可能性もあるのかな?」とか「今日から俺一人なのかな」とか、色んなことがどこか他人事のように頭の中を駆け巡りました。そうするうちに、私や妻の家族が集まってきて、ニュースでこの事件が報道されていると聞いて、それで初めて私の家族が事件の被害に巻き込まれたのかなと思いました。

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