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口腔がん手術直後に男性死亡 警視庁が捜査、日大歯学部付属歯科医院

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口腔がん手術直後に男性死亡 警視庁が捜査、日大歯学部付属歯科医院

 一方で、気道や神経、血管などが集中する頭頸部の手術や術後管理には、患者の死亡リスクも伴う。術後の急変など、医療行為による「予期せぬ死」をめぐっては、27年10月に施行された医療事故調査制度で、厚生労働省が指定する第三者機関「日本医療安全調査機構」への届け出が義務づけられている。個人の責任追及ではなく、事故症例を共有し、再発防止策を検証するのが目的。ただ、死亡を「予期」できたかどうかの判断は医療機関に委ねられ、施設ごとに報告にばらつきがあるのが現状だ。

 歯科医院における「予期せぬ死」も対象だが、ある歯科業界関係者は「歯科医院では死亡事故になじみが薄く、制度そのものを知らない経営者もいる」と打ち明ける。機構によると、制度が施行された27年10月~28年12月までに報告のあった医療事故487件のうち歯科・口腔外科は5件となっている。

 歯科医師で弁護士の元橋一郎氏は「命に関わる医療行為を行う以上、手術や術後の態勢、不利益事項の告知など、死亡リスクに対して医科並みの態勢を整えることも必要」としている。

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