産経ニュース

熊谷6人殺害事件初公判 「私もカップを頭の上に置いた」 ペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告が意味不明な発言 認否明確にせず

ニュース 社会

記事詳細

更新


熊谷6人殺害事件初公判 「私もカップを頭の上に置いた」 ペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告が意味不明な発言 認否明確にせず

ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(提供写真) ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(提供写真)

 開廷し、佐々木裁判長がナカダ被告に名前や生年月日などを尋ねても、何も答えず、住所と職業について聞かれると、ナカダ被告はスペイン語の通訳を通じ、「最初からやり直していただけないでしょうか」と話した。佐々木裁判長は最初から名前などを再度質問した。

 公判では、ナカダ被告の責任能力が争点。弁護側はナカダ被告が「現在、事件について語ることができない」と説明。意見を留保した上で「犯罪が成立する場合は心神喪失として無罪を主張する予定」とした。

 検察側は冒頭陳述で、ナカダ被告が事件後に遺体を隠したり、血痕を拭き取ったりしていたことなどから善悪判断能力があったと指摘、完全責任能力があると主張した。

 起訴状によると、27年9月14~16日、熊谷市の住宅3軒で計6人を相次いで刃物で襲って殺害したなどとしている。

 死亡したのは田崎稔さん(55)と妻、美佐枝さん(53)、白石和代さん(84)、加藤美和子さん(41)と長女の美咲さん(10)、次女の春花さん(7)=いずれも当時。

 ナカダ被告については、刑事責任能力の有無などを調べるために鑑定留置が行われたが、さいたま地検は刑事責任能力が問えると判断し起訴した。一方で、弁護側の請求で実施された精神鑑定では、ナカダ被告は「精神疾患がある」との診断結果が出たといい、結果が分かれている。

「ニュース」のランキング