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【草津白根山噴火】前兆活動、観測されず 想定外の火口、監視強化へ

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【草津白根山噴火】
前兆活動、観測されず 想定外の火口、監視強化へ

「白根火山ロープウェイ」山頂駅にあるライブカメラが捉えた、本白根山の噴石(中央上)や山肌を伝う噴煙(右)とみられる映像(草津温泉観光協会のユーチューブ映像より) 「白根火山ロープウェイ」山頂駅にあるライブカメラが捉えた、本白根山の噴石(中央上)や山肌を伝う噴煙(右)とみられる映像(草津温泉観光協会のユーチューブ映像より)

 気象庁の斎藤誠火山課長は23日、草津白根山の噴火を受けた記者会見で「噴火の前に火山活動の高まりを示すような観測データは見られなかった」として、事前に噴火警戒レベルを引き上げるなどの措置は困難だったとの見解を示した。

 今後も噴火の可能性があり、噴火のあった本白根山の鏡池付近から約2キロの範囲では噴石が飛来する恐れがあるとして、警戒を呼び掛けた。

 草津白根山は気象庁が地震計などの観測データを24時間監視する「常時観測火山」。今回、火山性地震の増加や火山性微動の発生など、活動が活発化している兆候は観測されなかった。

 さらに噴火した地点は、可能性が高いとみていた火口から約2キロ離れた場所だった。設置していた監視カメラで詳しい状況を確認できず、噴煙など外部からの情報に基づいて「噴火が発生したもよう」との情報を出すまで約1時間を要した。

 この噴火で、草津白根山に近い群馬県中之条町で降灰が確認された。

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