産経ニュース

山岳遭難者の救助、58分で5万5000円なり…ヘリ出動で埼玉県が請求 有料化条例を全国初適用

ニュース 社会

記事詳細

更新


山岳遭難者の救助、58分で5万5000円なり…ヘリ出動で埼玉県が請求 有料化条例を全国初適用

 全国で初めて自治体ヘリコプターによる山岳救助を有料化する改正条例が1月に施行された埼玉県は19日、条例を初適用し、県の防災ヘリで救助した山岳遭難の登山者に手数料を徴収する通知を発送した。

 県などによると、登山者は県内の60代男性。16日午後、同県小鹿野町の二子山で滑落して重傷を負い、防災ヘリで救助された。県は救助に要した58分間の燃料代に相当する5万5千円の手数料を請求している。

 改正条例は昨年3月の県議会で成立。対象は県内6カ所の区域で遭難した一般の登山者で、学校行事や救助活動の入山者、林業従事者などは除かれる。手数料は5分間の飛行で5千円となっている。

 平成22年に同県秩父市で遭難者の救助活動中にヘリが墜落して乗員5人が死亡した事故を受け、県は危険が伴う作業を減らすため条例を改正し有料化した。これに対し、地元の山岳連盟などからは登山客の減少を懸念する声も上がっていた。

「ニュース」のランキング