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逗子ストーカー殺人、被害者住所漏えいで慰謝料 市に110万円支払い命じる判決 横浜地裁支部

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逗子ストーカー殺人、被害者住所漏えいで慰謝料 市に110万円支払い命じる判決 横浜地裁支部

三好梨絵さんの遺影を抱え、取材に応じる夫=2017年12月、神奈川県内 三好梨絵さんの遺影を抱え、取材に応じる夫=2017年12月、神奈川県内

 神奈川県逗子市で平成24年に起きたストーカー殺人事件で、刺殺された三好梨絵さん=当時(33)=の住所を当時の市職員が加害者側に漏らしたのは守秘義務違反でプライバシー侵害に当たるとして、夫(47)が市に慰謝料など1100万円を求めた訴訟の判決で、横浜地裁横須賀支部(前沢功裁判長)は15日、市側の過失を認定し110万円の支払いを命じた。

 判決理由で前沢裁判長は「住所を第三者に告知することは地方公務員法上の守秘義務違反に当たる」と指摘。その上で「情報漏えいの相手方の真の目的を知らなかった」と述べ、殺人事件との明確な因果関係は認めなかった。

 判決によると、元交際相手の男=当時(40)=は三好さんに「殺してやる」などとメールを送り付けたとして23年6月、脅迫容疑で逮捕された。三好さんは同月、市に住民基本台帳の閲覧制限を申請した。

 男は執行猶予付きの有罪判決を受けた後、三好さんの自宅割り出しを探偵業者に依頼。業者の発注を受けた調査会社経営者が24年11月5日、三好さんの夫を装って市納税課に電話し、住所を聞き出した。男は翌日、自宅に押し掛けて三好さんを殺害し、自殺した。

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