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新潟水俣病控訴審判決 全員救済に歓喜の輪 支援30年、弁護士「よかった」

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新潟水俣病控訴審判決 全員救済に歓喜の輪 支援30年、弁護士「よかった」

新潟水俣病訴訟の控訴審判決で、東京高裁前で「逆転全面勝訴」と記した垂れ幕を掲げる原告側弁護士=29日午後 新潟水俣病訴訟の控訴審判決で、東京高裁前で「逆転全面勝訴」と記した垂れ幕を掲げる原告側弁護士=29日午後

 全員救済の司法判断に、30年近く支援を続ける弁護士は「よかった」と涙をにじませた。症状が感覚障害しかないことを理由に水俣病患者と認定されなかったことを受け、起こした行政訴訟の裁判。29日の東京高裁の控訴審判決で9人全員が患者と認められ、支援者らに歓喜の輪が広がった。

 午後3時すぎ、男性の弁護士が東京高裁前で「逆転全面勝訴」の垂れ幕を掲げた。「裁判をしたかいがあった」と原告弁護団長の高島章弁護士。水俣病問題に関わったのは司法修習生時代から。支援者らに語り掛ける声は震えていた。

 判決後に東京都内で開かれた記者会見で、新潟市に住む原告の60代の男性は「全員が認められて本当にうれしい」と顔をほころばせた。子供のころから、手足のしびれに悩まされてきた。「苦しんでいる他の人も裁判に参加してほしい」と訴える。

 同席した支援者の萩野直路さん(63)は「患者認定の枠組みを広げた。問題の根本的解決に向けターニングポイントとなる」と判決を高く評価した。

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