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【座間9遺体】死因・物証・精神鑑定…残る8人の捜査長期化か 凶行の闇、立件に壁

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【座間9遺体】
死因・物証・精神鑑定…残る8人の捜査長期化か 凶行の闇、立件に壁

白石隆浩容疑者のアパート近くに手向けられた花束の中には、被害者に向けたと思われるメッセージも=20日午前、神奈川県座間市(寺河内美奈撮影) 白石隆浩容疑者のアパート近くに手向けられた花束の中には、被害者に向けたと思われるメッセージも=20日午前、神奈川県座間市(寺河内美奈撮影)

否認転向も想定

 捜査本部が全被害者について殺人容疑で立件しようとした場合、課題になるのが殺害状況・死因の特定の困難さや物証の乏しさだ。

 今回の再逮捕で、捜査本部は殺人容疑を適用したが、捜査関係者は「適用の根拠としたのは、白石容疑者の供述だ」と説明する。

 事件では、遺体の損傷が激しく、死因の特定は難航している上、白石容疑者は被害者の携帯電話を破壊したり、被害者とのやり取りの履歴を携帯電話から削除したりしていた。殺人罪で起訴後、仮に公判で否認に転じた場合、殺人罪を立証できるかは不透明だ。

 物証が乏しく公判で否認した場合でも、平成17年に栃木県今市市(現日光市)で起きた女児殺害事件のように、取り調べ中に被告が自白した場面を録画したビデオが証拠として採用され、有罪が認定された事例がある。今回の事件でも、捜査本部は取り調べを録画し、供述が覆された場合に備えているとみられる。

一括でなく別々

 今回のような特異な事件では精神鑑定が実施されるのが一般的だ。「心神耗弱」や「心神喪失」が認められた場合、刑の減免が法で定められているためだ。ただ、捜査関係者は「供述内容や言動に不合理さはない」と話す。鑑定をする場合でも、刑事責任能力に問題がないことを証明するためのものとなる見通しだ。

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