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【座間9遺体】群馬の高1、制服で出かけるも最寄り駅では私服に 母「いったん帰宅したのかと」

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【座間9遺体】
群馬の高1、制服で出かけるも最寄り駅では私服に 母「いったん帰宅したのかと」

神奈川県座間市のアパートから9人の遺体が見つかった事件の被害者、群馬県邑楽町の石原紅葉さん=中学の卒業アルバムから 神奈川県座間市のアパートから9人の遺体が見つかった事件の被害者、群馬県邑楽町の石原紅葉さん=中学の卒業アルバムから

 石原さんは制服姿で家を出たものの、自宅の最寄り駅にある防犯カメラには私服姿で映っていた。足取りの途絶えた神奈川県藤沢市の小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅でも同様だった。

 同日午後、外出先から帰宅した母親は石原さんの制服と、登下校で使用しているはずの自転車を発見。そのため、「いったん帰宅して、出かけたのでは」と思い、帰りを待っていた。

 しかし、石原さんは帰ってこなかった。両親は翌29日早朝、大泉署に「昨日から娘が帰宅しない。LINE(無料通信アプリ)も『既読』にならない」と届け出た。

 県警は一時、誘拐事件も視野にいれて捜査を開始。しかし、江ノ島駅の防犯カメラに映る石原さんを確認したため都内と神奈川県内に絞って捜索を行った。両親の希望もあって大々的な捜索は行わず、捜査関係者は失踪状況などから「家出といえば家出。おおっぴらに捜索すると本人が帰って来られなくなる」と説明していた。

 石原さんの高校生活は入学から5カ月足らずで終わった。小中高と同級生でよく遊んだという女子生徒(15)は「高校の入学式で顔を合わせて、『よろしくね』とあいさつした。それが覚えている最後の会話」とうつむいた。級友で席が隣だったという女子生徒(16)は石原さんを「紅葉ちゃん」と呼んでいた。「宿題やった?」など他愛もないやりとりをよく覚えている。

 「仲良くなりかけていたのに…」。石原さんを思う生徒にはあまりにも冷たく、強すぎる風が吹き付けていた。

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