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【びっくりサイエンス】救助犬の「やる気」「発見した喜び」をAIが推定 東北大などがスーツ開発

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【びっくりサイエンス】
救助犬の「やる気」「発見した喜び」をAIが推定 東北大などがスーツ開発

犬のやる気が3段階でグラフ表示される装置のデモンストレーション=1日、東京都千代田区(原田成樹撮影) 犬のやる気が3段階でグラフ表示される装置のデモンストレーション=1日、東京都千代田区(原田成樹撮影)

 大野准教授によると、救助活動も犬にとっては遊びの延長。実際に上級の災害犬になると餌でなく、ボールで遊んでやったり、声でほめたりすることがほうびとなるが、被害者を見つけたときは訓練によってそれが条件付けされているので、ものすごく喜ぶのだという。ポジティブになっているかどうかで本当に発見しているかが判定できると考えられ、一部の実験で仮説が実証されつつあるという。

 また、被災者を見つけたときだけでなく、被災者につながるような証拠物や匂いを拾ったときにポジティブ判定が出やすく、探査の途中でときどきポジティブな判定が出ている場合は集中できていると判断できる。逆に、暑くてやる気を失い、探査をしている振りをしているのも見破れると期待している。

 以前から開発してきたサイバースーツは来年から実際に提供する予定だが、犬の感情が分かる機能についても今後2年後めどに搭載したいとしている。また、一般のペットの飼い主でもこうした感情を知りたいニーズがあるため、それに応えたいとしている。

 この研究は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT=インパクト)のタフ・ロボティクス・チャレンジの一環で実施。被災者などを捜索するヘビ型ロボットやがれきを除去する建設ロボットなどと並び、人と犬の能力をロボティクス知能を融合することで引き上げるという観点で進められている。(科学部 原田成樹)

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