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ひかりの輪の観察処分取消し認める 住民「オウム時代と同じ」

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ひかりの輪の観察処分取消し認める 住民「オウム時代と同じ」

ひかりの輪が入居するマンション=東京都世田谷区 ひかりの輪が入居するマンション=東京都世田谷区

 ひかりの輪の観察処分を取り消した25日の東京地裁判決に、オウム真理教元幹部の上祐史浩氏らの動向を警戒してきた公安当局や周辺住民に戸惑いが広がった。

 ひかりの輪は、オウム真理教元幹部の上祐氏が平成19年に設立。公安調査庁によると、信者は約150人で、「本部教室」を置く東京都世田谷区や仙台市、横浜市など全国に8施設を持つとされる。

 上祐氏は熊本県へのオウム真理教進出をめぐる文書偽造事件などで服役後、教団に復帰。代表に就任したが松本智津夫死刑囚の家族らと対立し、オウムから改称したアレフと分かれた。

 公安調査庁は松本死刑囚の影響下にあるとみて監視を継続。上祐氏は26年、本部教室を報道陣に公開し「宗教団体ではなく仏教哲学サークルだ」とアレフとの決別をアピールした。

 これに対し、周辺住民は長年、本部教室の近くに小屋を設置し、信者の出入りをチェックしてきた。住民団体の代表の古馬一行さん(65)は「オウム時代と同じメンバーが活動を続けている。判決は受け入れられない」と強調。信者の脱会活動に携わり、オウム幹部らに猛毒VXで襲撃された永岡弘行さん(79)は「信者のマインドコントロールはまだ続いている。何という判決を出してくれたのか」と話した。公安調査庁の幹部は「調査ができなくなれば、オウムのような団体に戻ろうとする動きを把握できなくなる」と懸念している。

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