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【御嶽山噴火3年(3)】来秋目指し登山道整備へ 観光期待も現状厳しく 長野

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【御嶽山噴火3年(3)】
来秋目指し登山道整備へ 観光期待も現状厳しく 長野

 御嶽山の噴火警戒レベルが今年8月に最も低い1となったのを受け、地元自治体は、山頂付近の立ち入り規制解除に向け登山道整備などを進める。「来秋までに安全対策を終えたい」と長野県木曽町。地元では観光客を再び呼び込もうと期待するが厳しい現状もある。

 木曽町は、管理する山頂付近の山荘を撤去し、新たに防災シェルターを建設する。同県王滝村も所有する山荘を早ければ平成31年度中にも避難所に改修し、9合目付近にパトロール隊の常駐施設を置いて災害などに備える。岐阜県下呂市の担当者は「足並みをそろえて対応したい」と話す。

 ただ、登山道は今も火山灰が多く積もっているほか、山荘の損傷が激しいことも現地調査で分かり、計画が予定通りに進むかは不透明だ。

 御嶽山を主な観光資源とする王滝村によると、観光客数の推計は25年が約32万8千人。しかし、26年の噴火を経て27年には約3分の1の11万5千人まで落ち込んだ。担当者は、他の観光資源も生かして地元を活気づかせたい考えだが「登山客が戻らないとなかなか厳しい」としている。

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