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【びっくりサイエンス】歩き方で人物を特定、一致率9割超 防犯カメラで被疑者追跡や高齢者見守りも

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【びっくりサイエンス】
歩き方で人物を特定、一致率9割超 防犯カメラで被疑者追跡や高齢者見守りも

重心を割り出すため処理した歩行者のカメラ画像(ドイツ・ミュンヘン工科大のデータベースより) 重心を割り出すため処理した歩行者のカメラ画像(ドイツ・ミュンヘン工科大のデータベースより)

 例えば東京駅で撮影された人物が、翌日に違う服を着て大阪駅で防犯カメラの前を通っても、発見できるわけだ。このアルゴリズムは防犯カメラの画質が悪くても大丈夫で、犯罪被疑者の追跡にはもってこいだろう。

 さらに、あらかじめ特定人物の歩き方を登録しておけば、登録済みの人物、あるいは登録外の人物が防犯カメラの前を通ったときに、警報で知らせることも可能だ。

 この方法により、老人ホームで認知症の入居者が無断外出するのを防いだり、部外者が金庫の前に現れたときに警報を鳴らしたりするなど、さまざまな使い方が考えられる。

 既に一部の政府機関も関心を示しているといい、中島氏は「今後はさらにデータを集めてアルゴリズムの精度を上げていく。実証実験に関心がある施設も募集中だ」と意気込みを見せる。(科学部 小野晋史)

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