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【原発避難者集団訴訟】「福島ナンバーの自家用車に『被爆車』と書かれた」「いわきを返して」 第2陣の訴訟で意見陳述 

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【原発避難者集団訴訟】
「福島ナンバーの自家用車に『被爆車』と書かれた」「いわきを返して」 第2陣の訴訟で意見陳述 

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災による東京電力福島第1原発事故の影響で、福島県から本県に避難している6世帯19人が、国と東電を相手取り、慰謝料など計約2億4700万円の損害賠償を求めた民事訴訟の口頭弁論が21日、千葉地裁(高瀬順久裁判長)であり、原告の女性2人が意見陳述。避難生活の苦しみを訴えた。

 千葉地裁で行われている集団訴訟の第2陣。この日の法廷で意見を述べたのは、福島県いわき市から松戸市へ避難している小野深雪さん(38)。6~20歳の子供3人と夫とともに原告として訴訟に参加している。

 事故当時、長男を妊娠中で臨月だった小野さんは「水や電気が不足し、とても出産できない」と避難を決意。震災から5日後の3月16日に松戸市へ避難し、4月1日に同市の病院で出産した。「長男の顔を見てうれしかったが、同時に被曝の影響がないか心配になった」と振り返り、「自然がいっぱいのいわきが放射能で汚染された。いわきを返してほしい」と涙ながらに訴えた。

 別の原告女性は、「避難先で、福島ナンバーの自家用車に『被爆車』と書かれたり、タイヤにくぎを刺されたりした」と苦痛を訴えた。

 同様に原発事故の影響で福島県から本県に避難している18世帯45人が国と東電に約28億円の損害賠償を請求している第1陣の訴訟は、22日午後に判決が言い渡される。

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