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体罰の10キロ走で高1重体 都立特別支援学校、部活中に熱中症

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体罰の10キロ走で高1重体 都立特別支援学校、部活中に熱中症

会見で頭を下げる東京都立永福学園の朝日滋也校長(右から2人目)と都教育庁幹部=25日、都庁(大泉晋之助撮影) 会見で頭を下げる東京都立永福学園の朝日滋也校長(右から2人目)と都教育庁幹部=25日、都庁(大泉晋之助撮影)

 東京都教育委員会は25日、知的障害特別支援学校「都立永福学園」(杉並区)で、バスケットボール部の部活中に軽度の知的障害がある高等部1年の男子生徒(15)が熱中症で倒れ意識不明の重体になったと発表した。顧問が科した課題を達成できず、罰として走っていた最中だったという。都教委は、「気温の高い中、過度の負担をかける不適切な指導。体罰に当たる」として、顧問2人の処分を検討する。

 都教委によると、男子生徒は23日午後3時過ぎ、所属するバスケットボール顧問の男性教員(31)の指示を受け、校舎外周(約450メートル)を計22周(約9.9キロ)するランニングを開始。午後4時ごろにコース上で倒れているのが発見された。保健室で応急処置をしたが回復しないため、119番通報。病院に搬送されたが、意識不明の重体となった。当時の杉並区の気温は32度だった。

 顧問の男性教員は21日の部活で、この生徒を含む7人に校舎外周を1分25秒以内で走る課題を与え、1秒超えるごとに追加で1周するよう指示。2分8秒だった生徒は43周(約19.3キロ)のペナルティーが科せられた。この日は9キロ余り走ったが、体調不良で中断。23日の部活で、生徒から残りの距離を走ることを申し出たという。

 両日とも顧問を務める別の男性教員(33)が伴走したが、23日の最後の約10分間は現場を離れていたという。

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