産経ニュース

クマ被害を減らすにはどうすればいいのか 「観光」しかない

ニュース 社会

記事詳細

更新


クマ被害を減らすにはどうすればいいのか 「観光」しかない

なぜクマ被害が増えているのか なぜクマ被害が増えているのか

 なぜBC州がこのようなベアウォッチングに力を入れるのかというと、すべては自然の整備のためである。

 広大な自然を整備するのは多くの金がかかる。動物を守るためのレンジャーなど多くの人件費がかかる。絶滅危惧種を保護するための施設や、研究者だっている。それらの莫大な費用を国や自治体がサポートするといっても限界があることは言うまでもない。そこで広大な自然を観光資源として活用し、世界中から観光客を招くことで得た資金で自然の整備を行っているのだ。

 もちろん、日本の国立公園なんかのように手つかずで荒れ放題の自然を見せても、観光客は金を落とさない。そこで、ベアウォッチングのようにその地でしかできないような自然体験ツアーを「観光の目玉」としているのだ。

「放置」ではなく「整備」しなければいけない

 野生動物まで金もうけのネタにするなんて、自然を畏(おそ)れ敬(うやま)ってきた我々日本人には信じられないという人もいるかもしれないが、日本には海外の動物愛護団体から「商業目的の虐待飼育」と批判されている「クマ牧場」がある。

 経験豊富なレンジャーに引率された観光客から遠目で観察され、整備された自然のなかで駆け回るBC州のクマと、コンクリートの檻のなかで芸を仕込まれるクマのどちらが野生動物として幸せなのかは、言うまでもないだろう。

続きを読む

このニュースの写真

  • クマ被害を減らすにはどうすればいいのか 「観光」しかない

関連ニュース

「ニュース」のランキング