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クマ被害を減らすにはどうすればいいのか 「観光」しかない

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クマ被害を減らすにはどうすればいいのか 「観光」しかない

なぜクマ被害が増えているのか なぜクマ被害が増えているのか

抜本的な対策は「観光」しかない

 カウベルト自体は非常に有効な対策ではあるのだが、現実問題として年金もパンクするという財政状況の今の日本で、この施策にどれだけ税金が注ぎ込めるのかという大きな問題がある。そこは民間の活力で、と気軽に言う人がいるが、獣害を減らすため里山や耕作放棄地を整備してくれと呼びかけても、民間にはなんのメリットもない。補助金や自治体の手厚いサポートをちらつかせても、田舎暮らしに憧れた人なんかが1年くらいで音をあげて都会に帰ってしまうように長く居座ってはくれない。

 では、どうすれば熊が人間を襲うような悲劇を少しでも減らすことができるのか。いろいろなご意見があるだろうが、抜本的な対策として現実的に実行できそうなのは、「観光」しかないのではないかと思っている。

 日本では熊が目撃されると観光地は大打撃を受けるが、世界的にはまったく逆で、野生の熊は「観光資源」として重宝されている。その代表が、カナダのブリティッシュコロンビア州(以下、BC州)だ。ここの観光局Webサイトにはクーズマティーン自然保護区など「クマに会える厳選スポット10選」が以下のような宣伝文句とともに紹介されている。

 『広大な荒れ地があるBC州では、至る所でクマを見ることができます。BC観光局のフェイスブックファンの皆さんの協力を得て、ベアウォッチングのベストスポットを厳選しました』

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