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クマ被害を減らすにはどうすればいいのか 「観光」しかない

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クマ被害を減らすにはどうすればいいのか 「観光」しかない

なぜクマ被害が増えているのか なぜクマ被害が増えているのか

 要するに、これまでは人間がある程度、自然を整備してきたことで、自然界と文明社会の壁ができて、熊も人間もある程度の距離をもって生きることができたが、その整備を行う体制が少子高齢化で崩壊してしまったというわけだ。手つかずの自然に人間が介入することが、実は人間にとっても、熊にとってもベストの策だというのは、高樹沙耶さん的なナチュラリストのみなさんからするとなかなか受け入れがたい話かもしれないが、熊の生態に詳しい北海道大の坪田敏男教授(野生動物医学)もこんな提言をされている。

 「荒れた里山や耕作放棄地を見通しよく整備してクマが入り込みにくくするなど、行政は人里に寄せ付けない対策を急ぐべきだ」(産経ニュース 2016年6月27日)

 このような自然の整備の最たるものが、「カウベルト」である。先ほども申し上げたように、熊はもともと臆病なので、自分よりも大きな生き物を避ける。そこで、牛を放牧することで、人間の居住エリアに熊が立ち入れない壁にしようという施策がカウベルトで、現在富山県などが推進している。

 ただ、残念ながらこれだけでは根本的な問題解決にならない。

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