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クマ被害を減らすにはどうすればいいのか 「観光」しかない

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クマ被害を減らすにはどうすればいいのか 「観光」しかない

なぜクマ被害が増えているのか なぜクマ被害が増えているのか

 例えば、2009年には数百人の登山客であふれる乗鞍岳の畳平バスターミナルに突如現れた熊は、恐怖で騒ぐ登山客や巨大なバスに遭遇してパニック状態に陥り、9人の行楽客やバスターミナルの従業員を無差別に次々と襲った。

 そう聞くと、「好き勝手に自然を破壊して熊の居場所を奪った罰だ」なんて感じで「もののけ姫」的な戒めを口にする方もいるが、そういう単純な自然保護論を振りかざしているだけでは、100年経ってもこの問題は解決しない。

 クマ被害が近年増えているのは、我々日本人が自然の開発から無責任に撤退してしまったことが大きいからだ。

熊の生息地域と過疎化の関係

 熊の研究者などでつくるNGO「日本クマネットワーク」が2014年に実施した調査によると、熊の生息域は、環境省が2003年に調べた時と比較して全国的に拡大している。原因としては、猟を行う人々が年々減少していることで、熊の脅威が少なくなったこともあるが、なによりも大きいのは過疎化だ。

 「クマは隠れる場所がないところを嫌う習性があるため、手入れがされた里山はクマと人のそれぞれの生活圏を隔てるいわば“防波堤”のような役割を担ってきた。しかし、過疎化が進むと里山が荒廃し、草木が生い茂る場所にクマが入り込むようになった結果、クマの分布エリアが広がったとみられている」(日テレNEWS24 2017年6月2日)

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