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【相模原殺傷1年】「生きた証し残したい」 実名公表、道筋に苦心 遺族へ聞き取り調査続ける元職員

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【相模原殺傷1年】
「生きた証し残したい」 実名公表、道筋に苦心 遺族へ聞き取り調査続ける元職員

植松聖被告(桐原正道撮影) 植松聖被告(桐原正道撮影)

 事件をめぐっては、被害に遭った入所者の大半の氏名が明らかになっていない。遺族らは現在も自身や入所者の匿名を希望しているとみられる。「一人一人の生きた証しを残したい」との思いから、実名公表の道筋を立てようと遺族らに接触を試みている「津久井やまゆり園」の元職員2人も“壁”を実感している。

 「これが最初で最後にしてほしい」。今年初め、同園に約36年間勤めた元職員、太田顕(けん)さん(74)は、遺族から届いた手紙を見てため息をついた。事件前から親交のあった複数の遺族に昨秋、手紙を出し、4人から返事があったが、内容はいずれも「これっきりに」。

 太田さんと活動をともにする元職員、西角純志さん(52)も「状況は厳しい」。5人の遺族と会ったが、いずれも実名公表に話題が及ぶと表情が険しくなった。

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