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ヒアリ 東京港でさらに100匹超 名古屋でも「疑い」50匹超
環境省は7日、東京港の大井ふ頭で南米原産の強毒のヒアリ1匹が見つかったコンテナ内で、さらに100匹超が見つかったと明らかにした。いずれも働きアリとみられ、その場で殺虫剤をかけて駆除した。
名古屋港で陸揚げされたコンテナからも同日、ヒアリの疑いがあるアリが50~100匹見つかった。環境省に検体を送り、ヒアリかどうか確認を進めている。
環境省によると、東京港のヒアリはコンテナ内のベニヤ板で見つかった。板のすきまにほかにも潜んでいる可能性が高いとして、毒入りのえさをコンテナ内に置くなどの対応を取った。
コンテナは中国と香港を経由し、6月27日に大井ふ頭で陸揚げされた。30日には千葉県君津市に陸送され、中身が取り出された。コンテナが大井ふ頭に返却された後の7月3日、内部を点検していた業者がヒアリ1匹を見つけていた。