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かけ子・受け子・シナリオ「全部オレ」 “劇場ひとり”と呼ばれた男、前橋地裁で初公判 被害額8千万円超の手口と背景

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かけ子・受け子・シナリオ「全部オレ」 “劇場ひとり”と呼ばれた男、前橋地裁で初公判 被害額8千万円超の手口と背景

 さらに6日後の23日から24日にかけ、再びオカダから2回着信が入る。似たような話を持ちかけ、それぞれ23万円、40万円の計63万円が役員Bを通じてセキネに渡った。

運び役も被害者

 実は、オカダもセキネも架空の人物で、すべて本多被告が演じていた。役員Bは受け子のように見えるが、本多被告にだまされ「運び屋」として操られていた。

 事件が発覚したのは、昨年11月28日。同じ手口でAさんから現金60万円を預かった役員Bが運搬中に不審に思い、「詐欺だと思う」と警視庁上野署に駆け込んだのだ。上野駅で現金を待っていた本多被告は現行犯逮捕され、「すべて自分1人でやりました」とあっさり認めた。このとき、本多被告が名乗ったのは、国税局職員ではなく架空団体「銀行保全協会」職員。その手口から本多被告は「劇場ひとり」などと呼ばれた。

余罪はまだある

 運び屋として犯行の“駒”にされた役員Bだが、すでに約6500万円を本多被告にだまし取られていた。警視庁による当初捜査段階では総額9000万円ともされたが、いずれにしろ、役員Bは、うち4000万円をAさんから借りて支払っていた。

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