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【長野県南部地震】
33年前の長野県西部地震の震源近くで発生 気象庁が注意喚起「関連は低いが地震多い地域」
昭和59年9月には、今回の地震の南西側5キロの御嶽山(3067メートル)南麓で最大震度6前後とみられるM6・8の長野県西部地震が発生。山の斜面崩壊や崖崩れが多数発生し、死者29人、家屋計87棟が全半壊や流失する被害が出ている。ただ、発生から長期間経過しており、今回の地震との関連性は低いと説明した。
一方、震源周辺では過去20年間にM4・5前後の地震が数回発生している。同庁地震津波監視課の松森敏幸課長は「長野県周辺は震源が浅い内陸型地震が発生しやすい地域。今回揺れが強かった地域では、今後約1週間は同程度の地震に注意が必要だ。雨が降りやすい時期なので土砂崩れなどにも気を付けてほしい」と話した。