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浜岡原発、弁外したまま核燃料移動 7カ月気づかず 保安規定違反

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浜岡原発、弁外したまま核燃料移動 7カ月気づかず 保安規定違反

中部電力浜岡原発の3号機(左)と4号機=4月、静岡県御前崎市(共同通信社ヘリから) 中部電力浜岡原発の3号機(左)と4号機=4月、静岡県御前崎市(共同通信社ヘリから)

 原子力規制委員会は31日の定例会合で、中部電力浜岡原発4号機(静岡県)について昨年10月、事故時に発生する放射性物質を原子炉格納容器に閉じ込めるための隔離弁2つを外したまま、燃料貯蔵プール内で燃料を移動させる作業を行っていたとして、保安規定違反に当たると判断した。中部電は「社内部署間のコミュニケーション不足」を理由に挙げており、原因をさらに調査する。

 中部電などによると、弁は昨年9月、設備試験のため取り外されたままになっており、約7カ月後の4月20日、請負会社の社員が気づき中部電に報告した。昨年10月12日には国際原子力機関(IAEA)の査察対応のため、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料をプール内で移動する作業が行われた。

 中部電は昨年9月以降に計7回行われた定期試験でも弁が外れていることに気づかなかったという。会合で規制委の伴信彦委員は「プラントが長期間停止していることで、緊張感がなくなっているのでは」と問題視した。

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