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無線LAN「ただ乗り」の恐怖 衝撃の「無罪判決」、犯罪に利用され被害者が捜査対象になる恐れ

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無線LAN「ただ乗り」の恐怖 衝撃の「無罪判決」、犯罪に利用され被害者が捜査対象になる恐れ

電波のただ乗りで思わぬ被害に遭うことも(写真と本文は関係ありません) 電波のただ乗りで思わぬ被害に遭うことも(写真と本文は関係ありません)

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「ただ乗りされた無線LANが企業へのアクセス攻撃や、コンピューターウイルスをバラまく、果ては児童ポルノの送受信に使われるようなことも考えられる」とし、「怖いのは無線LANをただ乗りされた側が犯罪にかかわったと疑われかねないという点だ」と続ける。

 「たとえば、Aさんの無線LANが近所に住むBにただ乗りされたとする。Bは児童ポルノの映像を大量にネット上でやりとりをしていた。それらの映像を取り締まる警察は、通信キャリアやプロバイダーに情報開示を求め、どの無線LANが使われていたかを突き止める。その結果、Aさんも捜査対象になる恐れがある」(井上氏)

 男の事件では、ただ乗りされた近隣住民が使用していた無線LANは、暗号化方式の古い「WEP」と呼ばれる規格だった。

 情報セキュリティーが専門の森井昌克神戸大大学院教授は「WEPのパスワードを解読できるハッキングツールが広まっており、知識がなくてもただ乗りできる」と指摘。現在国内で市販されている無線LAN機器やパソコンなどは、ほとんどがより安全性の高い規格に対応しているが、WEPを使い続けている人が少なくないという。

 いま一度、自宅のネット環境の確認をおすすめする。

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