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続発する痴漢疑いからの線路内逃走 侵入の代償は数百万円の賠償、2年以上の懲役刑も

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続発する痴漢疑いからの線路内逃走 侵入の代償は数百万円の賠償、2年以上の懲役刑も

 身に覚えがないのに痴漢の疑いをかけられたらどうすればいいのか。高橋氏は「ケース・バイ・ケースだが」としつつ、「駅長室に連れていかれてしまうと、ほぼどうしようもない。ベストは警察官に現行犯逮捕される前にその場を立ち去ること。腕をつかまれるなどして引き留められた場合は、逃げるわけではないことを明確にするために、運転免許証などを提示して自分の名前や住所を相手に伝えるといいだろう」と話す。

 一方、元検事で弁護士の中村勉氏は「被害者から腕をつかまれた時点で『常人逮捕』されたとみなされる。駅員もその場にすぐに駆けつけるなど、事実上立ち去るのは不可能だ。現場を離れたことで、後々、『やったから立ち去ったのだろう』と判断されかねない」とみる。

 「事態に巻き込まれたときは、駅員の指示に従うとともに、まず家族に連絡して事情を説明し、所轄の警察署まできてもらう。警察には捜査に協力することを約束し、身柄引受人に家族がいることを知らせれば、逃走の恐れがないとして釈放され、在宅捜査に切り替えてくれることもある」

 犯行を否認しても、身柄引受人がいる場合は裁判官が拘留請求を却下して釈放されることが多くなっているという。

 「その場合、2日程度で釈放される。その後は裁判で無罪を訴えていけばいい」

 いずれにしても誤解を受ければ面倒は避けて通れない。不用意に無関係の女性に近づかない、つり革を必ず握るといった自衛策も講じたい。

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