産経ニュース

【加計学園】獣医師不足、悩む地方 四国は獣医系大学ゼロ

ニュース 社会

記事詳細

更新

【加計学園】
獣医師不足、悩む地方 四国は獣医系大学ゼロ

 加計学園の獣医学部新設をめぐる問題の背景にあるのは、獣医師の「偏在」だ。都市部はペットブームで小動物を診療する獣医師が増加する一方、畜産農家などを多数抱える地方自治体は獣医師確保に頭を悩ませており、過不足に対する感覚は地域によって温度差がある。

 農林水産省のまとめによると、平成26年時点で獣医師は全国に計約3万9000人。最多はペットの診療を行う小動物診療で約1万5200人(39%)、伝染病予防など公衆衛生に関わる公務員が約9500人(24%)、家畜の診療に携わる産業動物診療が約4300人(11%)と続く。

 20年前に比べると、小動物診療の獣医師が倍増した一方、公務員はほぼ変わらず、産業動物診療は約5700人から減少。都市圏では都府県の募集に対して応募数が上回る状況だが、地方では下回ることが少なくない。自治体は採用活動に力を入れるが、獣医学部があるのは全国16大学で、加計学園が設置を計画する四国地方など空白地域もある。

「ニュース」のランキング