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無線LAN「ただ乗り」の無罪確定 東京地検、控訴せず

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無線LAN「ただ乗り」の無罪確定 東京地検、控訴せず

 他人の家の無線LANを勝手に使う「ただ乗り」について、電波法が無断使用を禁じる「無線通信の秘密」に当たらず無罪とした東京地裁判決に対し、東京地検は控訴期限の12日午前0時までに控訴せず、事実上、無罪が確定した。無線LANの普及が進む中、事件はただ乗りが摘発された初のケース。ただ、被告の男は不正アクセス禁止法違反などが有罪とされて控訴しており、審理は続く。

 電波法は「無線通信の秘密を漏らしたり、無断使用したりしてはいけない」と規定。被告の男が入手した無線LANの暗号化鍵(パスワード)について、検察側は公判で「他人のパスワードで無線LANを使うのは秘密の無断使用だ」と主張した。

 しかし、判決は、弁護側の主張通り「パスワードは無線LAN機器と端末との間で送受信される通信内容そのものではない。無線通信の秘密に当たる余地はなく、罪とならない」と指摘した。

 男は松山市の無職、藤田浩史被告(31)。不正アクセス禁止法違反などの罪にも問われており、判決は懲役8年(求刑懲役12年)としたが、被告側は10日、判決を不服として控訴していた。

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