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「声優のアイコ」に懲役10年 「多重人格で無罪」主張退ける 東京地裁

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「声優のアイコ」に懲役10年 「多重人格で無罪」主張退ける 東京地裁

 「声優のアイコ」を名乗り、睡眠薬を男性に飲ませて金品を奪ったとして、4件の昏睡(こんすい)強盗罪などに問われた東京都杉並区の無職、神いっき被告(33)の判決公判が28日、東京地裁で開かれた。石井俊和裁判長は「被害総額は計275万円と高額な上、常習的で計画的な犯行だ」として、懲役10年(求刑同15年)の実刑判決を言い渡した。

 弁護側は「神被告は多重人格者で、犯行時は別人格だった。刑事責任はない」と無罪を主張していたが、石井裁判長は「友人とのインターネット上のメッセージのやりとりには、犯行時と(平常時の人格だったとされる)犯行以前で一貫性がある。別人格による行動として説明するのは困難だ」などと指摘、完全責任能力を認定した。

 その上で、「神被告は女性として生まれたが、自身が性同一性障害だと認識し、普段は男性として生活していた。しかし犯行時は女装して被害者を誘い、睡眠薬を飲ませて金銭を奪っており非常に計画的な犯行だ」などと指弾した。

 判決によると、神被告は平成25年10月~26年2月、男性らに睡眠薬入りの酒など飲ませ、現金や高級腕時計などを奪った。

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