産経ニュース

千葉県文書館が戦争関連公文書を誤廃棄 遺族台帳など91冊

ニュース 社会

記事詳細

更新


千葉県文書館が戦争関連公文書を誤廃棄 遺族台帳など91冊

廃棄された主な文書 廃棄された主な文書

 千葉県文書館は7日、所蔵文書の廃棄処分を行う際、本来保存すべき公文書91冊を誤って廃棄したと発表した。91冊のほとんどは第二次大戦の関連文書で、戦没者の遺族台帳なども含まれていた。

 同館によると、千葉県の行政文書管理規則の改定に伴い、平成27年度に約1万冊の所蔵文書を廃棄。その際、原則として長期保存対象の「昭和27年度までに作成・取得された公文書」に当たる91冊を誤廃棄した。

 県の改定規則では、保存期間の30年を超える資料のうち「歴史公文書」に該当しないと判定すれば廃棄が可能。同館の職員会議で廃棄対象リストを精査した際、この91冊が誤って含まれていたことに気付いたが、その後、職員のミスでリストが修正されずに廃棄作業を進めたという。

 廃棄した文書のうち遺族台帳などの戦争公文書は約500冊含まれていたが、同館は91冊以外は「改定規則の基準を満たさなかったりデータベースで照会できたりする」として、廃棄の判定に問題はないとした。

 昨年冬に外部団体から指摘を受け、廃棄文書のリストを確認したところ誤廃棄が判明。同館の目黒敦館長は会見で「県民の皆さまに深くおわびする」と謝罪し、再発防止に努めるとした。

「ニュース」のランキング