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【栃木スキー場雪崩】雪崩発生は予見できたか 残る3つの謎…県教委も検証作業へ

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【栃木スキー場雪崩】
雪崩発生は予見できたか 残る3つの謎…県教委も検証作業へ

雪崩発生までの動きと残る謎 雪崩発生までの動きと残る謎

 栃木県那須町のスキー場で高校生ら8人が死亡した雪崩事故は、県警の捜査が本格化した。業務上過失致死容疑での立件に向け、今後の捜査でポイントとなるのは、講習会の責任者らが雪崩をどの程度予期できたかという「予見可能性」だ。その解明に向けては、いくつかの謎が残されている。県教委も第三者による検証委員会を設置、4月上旬にも検証作業を開始する。

 誰が訓練提案?

 謎の一つは、登山の中止を決めた後、誰が雪の中を歩く「ラッセル訓練」を提案したかだ。

 「2人と相談した。誰が提案したか特定するのは自信がない」

 講習会の責任者だった猪瀬修一氏は3月29日の記者会見でそう述べている。猪瀬氏は事故当時、スキー場から車で2、3分の本部にいた。相談した2人とは、猪瀬氏よりも登山歴の長い、副委員長の菅又久雄氏と前委員長、渡辺浩典氏だ。

 猪瀬氏の説明では2人と携帯電話でやり取りする中で「ラッセル訓練ならできるよね」とまとまった。ただ、3人のうち誰が訓練を提案したかは具体的に判明していない。

 見解の食い違い

 訓練場所について「絶対安全」と強調した猪瀬氏だが、「典型的な雪崩発生地形」と指摘する専門家もおり、見解が食い違っているのも不可解な点だ。

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