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【豊洲移転問題】「市場のあり方」模索 小池百合子都知事が戦略本部設置表明 判断時期は明言せず

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【豊洲移転問題】
「市場のあり方」模索 小池百合子都知事が戦略本部設置表明 判断時期は明言せず

定例会見を行う、小池百合子都知事=24日午後、東京都新宿区の都庁(菊本和人撮影) 定例会見を行う、小池百合子都知事=24日午後、東京都新宿区の都庁(菊本和人撮影)

 築地市場(東京都中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題で、小池百合子都知事は24日の定例会見で、築地、豊洲の課題を整理し、移転可否の判断に向けた総合的な検討を進める「市場のあり方戦略本部」を設置することを表明した。「物流環境が激変する中で市場がどうあるべきか考え、都民の信頼と納得を得る方向を模索したい」と述べる一方、判断時期については明言しなかった。

 豊洲問題をめぐっては、都議会自民党が「豊洲市場は安全」として早期移転を主張。小池氏は豊洲問題を都議選の争点にするという従来の認識について改めて問われると、「ほかにもテーマがいっぱいあるので、それを旗印にどうこうということは考えていない」とトーンダウンさせた。

 戦略本部のトップには、担当部局「中央卸売市場」の市場長を務めた中西充副知事がつき、中央卸売市場や政策企画局などが参加。市場の持続可能性などを検討し、業界団体や消費者団体などへのヒアリングを実施する。

 豊洲の地下水からは環境基準を超える有害物質が検出され、専門家会議が土壌汚染対策の検討を進めている。小池氏はこうした検討に加え、戦略本部での議論を移転可否の判断に反映させる考えを示した。「虚心坦懐(たんかい)に、いろいろなことを調べる。現状で(豊洲移転か築地再整備の)二者択一」と語った。

 自民の高木啓幹事長は報道陣に対し、戦略本部設置について「移転延期の決断前に業者へのヒアリング、市場の持続可能性の検討などを行うべきだった。設置は的外れだ」と批判した。

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