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台湾で中国人「留学生」のスパイ摘発

 【台北=田中靖人】台湾の台北地方法院(地裁)は10日、スパイ行為を行った「国家安全法」違反の疑いで、中国籍の男の拘留を認めた。男は留学生として台湾に来ていた。地元メディアは、台湾当局が2011年に中国からの留学生の受け入れを始めて以来、初のスパイ事件としている。

 聯合報(電子版)などによると、男は12年に名門校の政治大学に入学し、昨年7月に卒業。外交部(外務省に相当)の職員を日本旅行に招待し、金銭を渡して機密資料を入手しようとした疑い。男は中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の高官の指示を受け、複数の台湾当局者と接触していたという。

 重大犯罪を取り締まる法務部(法務省)調査局が9日夜に身柄を拘束、台北地方法院検察署(地検)に送検していた。大学卒業後の男の身分などの詳細は明らかになっていない。

 中央通信社によると、中国の台湾事務弁公室の報道官は10日、事件に弁公室が関与したとの主張は「悪意のある捏造(ねつぞう)だ」と述べた。

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