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【長野防災ヘリ墜落】「実質1人」パイロット失う 長野県、稼働ヘリ1機に 火災は隣県頼み

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【長野防災ヘリ墜落】
「実質1人」パイロット失う 長野県、稼働ヘリ1機に 火災は隣県頼み

長野県中部・鉢伏山付近の山中で、消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる関係者=7日午前(共同通信社ヘリから) 長野県中部・鉢伏山付近の山中で、消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる関係者=7日午前(共同通信社ヘリから)

 唯一の消防防災ヘリコプターが失われた長野県では、稼働できる山岳救助ヘリが、現在一時的に1機しかない状況となっている。「実質1人」だったパイロットも失い、立て直しには数年を要するとみられ、新たな協定先を模索する状況に追い込まれている。

 長野県内の山岳地帯で救助や救急の通報があった場合、これまでは計2機の県警ヘリと、消防防災ヘリが連携して出動してきた。県警によると昨年1年間の総出動回数は計240回。内訳は県警174回、消防65回、民間1回だった。

 ヘリは年1回、3カ月以上の定期点検が必要で、県警ヘリは現在1機が3月下旬まで点検中のため稼働できるのは1機のみ。通報が相次いだり、搬送が複数回必要なこともあるため「同時出動できないのは痛手」(県警)となる。

 標高3千メートル級の山では高度な技術が求められるが、今回の事故では、消防防災航空隊の精鋭消防隊員8人のうちの7人を失ったのと同時に、操縦歴27年以上のベテランパイロット、岩田正滋さんが死亡。同隊には他に2人のパイロットがいるものの、いずれも育成段階のため、担当者は「動けるのは実質1人だった」と明かす。

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