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茨城で相次ぐ筋弛緩剤紛失、水戸済生会総合病院でも 成人3人分の致死量 

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茨城で相次ぐ筋弛緩剤紛失、水戸済生会総合病院でも 成人3人分の致死量 

 水戸済生会総合病院(水戸市双葉台)は28日、筋弛緩(しかん)剤「ロクロニウム」(商品名・エスラックス)50ミリリットル入りの瓶1本を紛失したと発表した。筋弛緩剤は筋肉の動きを弱める医薬品で、毒薬指定されている。50ミリリットルで成人3人分の致死量に相当するという。

 同病院によると、2月21日午前7時40分ごろ、薬剤担当者が保管庫に瓶40本を準備。使用する際は麻酔科医が保管庫から取り出し、管理薬剤使用簿に記入していた。同日午後3時40分ごろ、使用簿と照合したところ、22本あるべき在庫が21本しかなく、1本少ないことが判明した。

 同病院が手術室内を捜索したが、見つからなかったため、使用簿の記載を誤ったことが考えられる一方、盗まれた可能性も否定できないとして、28日、水戸署に紛失を届け出た。同病院の村田実院長は「事態を重く受け止め、管理と取り扱いをより厳格に行うよう改め、再発防止に努める」とするコメントを出した。

 筋弛緩剤をめぐっては、2月23日に筑波大付属病院(茨城県つくば市天久保)が50ミリリットル入り瓶2本が紛失したと発表。同病院総務課によると、28日現在でも見つかっていない。

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